家事手伝いの一つ「ゴミ出し」の話です。
“燃えるゴミ“ でかさ張るのは食品のトレイ、レジ袋、包装箱など。20ℓ〜30ℓの所定の袋がすぐに一杯になります。時には45ℓ袋が必要。1軒の家のゴミでは大したボリュームではないでしょうが、収集トラック一台分となると、その “カサ“ は相当なもの。清掃局のトラックに “空気“ を運ばせることになっているのでは。

この話の根底に関わるのは ‥ ‥
JIDA(日本インダストリアルデザイナー協会)の Eco Design 展で、これまでいくつものデザインを提案してきました。もし一つ。プロジェクトを進めるうえで、ADC社で大事にしていることにDesign Thinkingという概念があります。

Webページにある解説を引用しますと;
企業経営者とADCがチームを組んで課題を共有し、解決案の完成まで共に歩みます。ユーザーニーズ、技術的実現性、ビジネスとしての持続性、地球規模の妥当性を明確にし、企業戦略を構築していきます。

この二つと「家庭ゴミ」と何の関係が? 「企業戦略」ではなくて「家事戦略」の話です。先ずはレジ袋。最近は自前のバック持参が相当ポピュラーに。レジ袋はスーパーによっては有料。でも貯まってしまうのがレジ袋、ポリ袋。この保管をどうしてますか? 私の家ではこれを以前エコ展に出展した「レジ袋収納タワー」プロトタイプに収納する。

またはその都度たたんで保管する場合も。また、シンクの生ゴミ入れにも再利用。発泡スチロールの食品トレイは、スーパーの回収BOXへ。プラスティックトレイ、プラ包装箱などは、これもその都度ハサミで小さく切ってからゴミ袋へ。結果 4〜5割の“カサ“が減少。45ℓリットルのごみ用袋が20ℓか30ℓ袋で済むというわけです。
すなわち‥ ‥  “ニーズ“ に対して、たたむ、切るという云わば “ソリューション“  収集トラックへの貢献 → “ビジネスの持続性“、 結果、エコロジーという“ 地球規模“ への貢献。少し大げさかな?

日々の生活にも見出せる Design Thinking かなと。