なんとも、妙な光景。
これは、どこもかしこも人手不足の状況のなかで、よリ良いサービスを、といったニーズに対して、もしかして、飲料メーカーの販促の一つとしてホテル宴会場などでの活用の可能性を、との想いで考えたコンセプトデザインです。

よく見られる光景ですが、高いレベルのパーティでは、会場にサービスする人員の数も充分で、参加者のグラスの具合で、すぐに声を掛けてくれて次の一杯が用意される。一方、セルフ・サービスのパーティも結構ポピュラーになっているようです。

昨今のロボット・テクノロジー、AI 活用の提案には目をみはるものがあります。
工場でのロボット活用が常識になっている昨今、受付、囲碁/将棋の世界にみられるAIの優位性、介護ロボットの進展。素晴らしい進化です。

こうした時代、良し悪しに差のある人的サービスよりはむしろ気の利いたロボットによるそれのほうがベターでは、といった状況での提案です。

彼らロボットはその眼で、参加者のグラスを常にチェックします。で、何を飲んでいるかもしっかり認知してます。そこで. . . . 「レッドワインをお飲みですか?おかわりはいかがですか?」と。ロボットのミニテーブルには飲み物のストックが。で、その客はグラスをロボットのトレイから。お客の「ありがとう」に対して、「どういたしまして」との返答。いかがですか、こういうのは?。

大事なことは、重要なものをクライアントに提供、提案できるか?それがデザインではないでしょうか。